我が家の家計管理

はじめに

こんにちは。ぱろすけです。

家計の管理ってけっこう面倒ですよね。自分一人の収入と支出の把握だけならまだ簡単ですが、家族をまとめて管理しようとすると大変です。いろいろな方針が立てられ、それに応じていろいろなやり方が考えられます。

家計の管理の方法を考えるときに、他の家のやり方が参考になることもあるかもしれません。というわけで、今日は我が家の家計管理の方針とやり方について書いてゆきます。

方針

我が家では、以下の方針で家計を管理しています。

  1. 「誰のお金か」という区別をつけないこと。つまり、夫婦2人分の収入はまとめて扱い、どちらかのお金という扱いにはしないこと。また、各自のお小遣い枠などを導入しないこと。
  2. すべてのお金の流れを全員が把握できるようにすること。つまり、共通の帳簿にすべての入出金を記録すること。
  3. 収入/支出の各項目についてを振り返る場を定期的に設けること。

これらの根底には、合理的な収入/支出のあり方を目指し、検討と修正可能にすることというメタな方針があります。

共通の帳簿を付けること、家計を反省する場を設けることは当然かもしれません。しかし、お金に個人の区別をつけないことは議論が分かれるところですね。労働量/収入に偏りがあったり、夫婦の片方だけに関する結婚以前からの負債(奨学金など)があったりすると、どちらかのお金かの区別をつけたい気持ちにもなります。また、各自のお小遣い枠を設けて支出のバランスを取る方針もあると思います。我が家では、それらの問題について、

  1. 区別を付けても特に利益がない(別に収入が増えたりはしない)こと
  2. 支出のバランスについては話し合いで解決すればよいこと
  3. 区別をつけると管理が複雑になり合理化の検討の際に見通しが悪くなること

などの理由でまとめて扱っています。

さて、上記3つの方針に従うならば

  1. 共通の帳簿を用意すること
  2. そこにすべての入出金を記録すること
  3. 家計反省会を設けること

が必要になってきます。以下、それらを紹介します。

共通の帳簿の用意

結論から書きます。共通の帳簿は、家計簿アプリ「マネーフォワード」のアカウントを1つ作成し、そこに2人でログインして実現しています。

以前は Google Spreadsheet などで管理していた時期もありました。マネーフォワードより細かい計算を簡単に行えるところは便利でしたが、とにかく入出金の記録が面倒なんですよね。そこで、細かい不便さは我慢して、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で読み込んでくれるマネーフォワードに落ち着きました。

マネーフォワードは基本的には2人で1アカウントという利用を想定していないようで、ちょくちょく不便なところはあります。誰の支出かを記録する場所がない、自動家計分析の基準額がよくわからない、など。ですが、特に大きな問題にはぶつからずに利用できています。

すべての入出金の記録

これは面倒です。手作業ですべてこなすのは大変です。そこで、なるべくマネーフォワードに頼るようにしています。

そのため、お金の支払い方は次のような優先度で選択しています。

  1. クレジットカード
  2. 楽天 Edy
  3. PASMO
  4. 現金

クレジットカードと楽天 Edy は金額と用途を自動で帳簿に付けてもらえるので優先的に使用します。それらの手段が使えない場合、つまり PASMO と現金で支払った場合は手動で帳簿を入力することになります。PASMO はオートチャージを設定しているため支払いはスムーズで、その利点を取って現金より優先度を高くしています。しかしマネーフォワードでの PASMO の扱いはかなり面倒で、帳簿には「オートチャージ 3000円」といった雑な記録しかつかず、中身が交通費なのかそれ以外なのかもわからなくなってしまいます。また、手動で入力した支出とオートチャージの支出が重複することにもなります。これらについては、その問題を意識しつつも適当に無視しています。

現金の支出は、レシートがもらえない場合などは記録を忘れがちです。週に1回の家事をまとめて片付ける時間に「マネフォ記録」という項目が設けられていて、日々の記録漏れはそこで思い出して記録することになります。

これらによって、細かい漏れ(自販機など)は多少ありますが、大きめの入出金はほぼすべて記録できています。

家計反省会

明確な予算・お小遣いなどを定めていないため、そこは家計反省会を月に1度行うことでざっくり把握&改善を行っています。

固定費や食費以外の支出については、それが本当に必要な支出であったかどうかをひとつひとつ確認します。ほとんどのものは必要であったとされます。比較的大きめの支出で議論が分かれそうなものとして「友人との飲み会」や「書籍の購入」が頻出項目ですが、前者は交際費、後者は比較的安価なエンタメ/自己投資として肯定的に捉えられます。改善の余地があるとされることが多いのは不要な外食で、「家に帰って済ませればよい場面だった」「外食は避けられなかったがもう少し安価な選択肢で十分だった」などと話し合われます。

反省会について議事録などは特に取らないのですが、翌日からは反省会を頭の片隅において過ごすことになります。

成果は?

むずかしいですね。これによって劇的に支出が抑えられた、などはないと思います。

ただ、特に家計反省会の直後は節約を意識するのでやや支出が削られる傾向にはあります。また、家計のざっくりした内訳を把握しているので、ライフプランニング相談などは「現在の家計は概ね月収が○○円で支出は○○円です。内訳はざっくり○○です。これにライフスタイルの変化を加味した場合、今後の資産推移はどう予想されますか?」など答えることができ、議論がスムーズに進みます。

まとめ

我が家の家計管理についてざっくり紹介しました。何かの参考になると嬉しいです。書き漏れも多いような気もしますが、それに思い当たったときにまたブログに書いてゆこうと思います。